4種混合
百日咳とジフテリア、破傷風、ポリオに対する混合ワクチンです。
百人咳は百日咳菌の飛沫感染によりうつります。最初の1~2週間は風邪のような症状で起こり、その後の2~6週間連続した苦しそうな咳が続きます。乳幼児は咳で呼吸が出来なくなり顔色が悪くなったり、飲んだものを吐いてしまう事があります。肺炎や脳症などの非常に重い合併症を引き起こすこともあり注意が必要です。 ジフテリアは国内での発症はほとんどありませんが、かかると非常に重症化し命を落とすこともあります。 破傷風は傷口から土の中に広く分布する破傷風菌が入り込むことによって感染します。破傷風菌から出す毒素は神経障害を起こし激しい痙攣や呼吸困難を引き起こし、発症した場合の死亡率も高いです。 ポリオはワクチンの高い接種率のおかげで、ここ何年も国内での自然感染によるポリオは発生していません。しかし依然として一部の国では流行があり、海外旅行やインバウンド旅行者が増えた現在、予防の必要性は変わっていません。
これらの病気はいずれも予防接種により防ぐ可能ですので、3ヶ月を過ぎましたら接種をおすすめします。